犬のフィラリア

 

今となっては、犬のフィラリア症について知らない人はいないでしょう。

僕が子供だった頃、中学3年の時に、学校帰りの道で拾った子犬。飼い始めて5年くらいで亡くなった。生前、咳をしていたのを覚えている。当時はフィラリアのことなど知らなかった。当然、予防薬もなかった。ほとんどの犬が5歳くらいで亡くなっていたのでは?

フィラリアの予防薬が発売されて久しい。それだけに、治療方法の研究は途絶えてしまった。

薬も進歩して、食べられる美味しい薬も当院では主流だ。

もう5年ほど前にフィラリアの注射薬が出た。全国で使われ始めた。当院でも4匹に使った。その時点で、全国的に4匹が注射後に亡くなった。その後は使われなくなって、当院でも使用を見送っている。全国的に4匹だから大丈夫だよと考えてみても、薬の副作用を飼主さんに話するとOKする人はいない。1回打つと6ヶ月間効いているので、投薬忘れがないので重宝がられるのだが、命にはかえられない。

この注射薬はくせもので、1瓶を溶解液で準備すると1ヶ月以内に使わないとダメになる。それ故に、副作用情報を隠して1匹に打ったら、1瓶を使い切るために、10匹くらいの飼主さんに投与を勧める病院があるらしい。

とにかく、1ヶ月毎の投薬が一番なのだ。それで、投薬忘れが横行する。フィラリア予防薬は全てが「予防薬」ではなくて「駆虫薬」なのだという事実はあまり知られていない。フィラリア仔虫を持った蚊に刺されて、犬の体内に入って1ヶ月以内に投与すれば間に合うのだ。薬は何日かで身体から出てしまう。注射薬は打ってから6ヶ月間も犬の体内(皮下)に残っているわけで、あまり気持ちのいいものではない。つまり、飲み忘れても気がついたらすぐに飲むことだ大事だ。遅れ遅れでも、冬の間でもちゃんと投与して、春まで薬を残さないことが賢明だ。1年間の予防忘れでフィラリアに感染した例を僕たちも経験している。

血液検査でフィラリアの感染が確認されれば、もうこれといった治療法はない。心臓の中に寄生してしまった虫は取れない。頸静脈から長い器具を入れて右心房にいる多数の虫を取り出す方法もあるのだが、危険が伴う。予防薬がまだ発明されていない時期には、この釣り出し方法で多くの犬が助かったのだが、最近では予防薬が普及していて、この方法もめったにできなくなった。予防しない理由に経済的なことが絡んで、つまり、フィラリア予防薬はべらぼうに高いのだ。だが、この手術費用は予防薬の20年分くらいに匹敵するのだ。だから、飼主さんが手術を拒否するのは容易に理解できる。

最近では、室内飼いの犬が多い。僕の考えでは、室内飼いの犬にはフィラリアに感染する可能性はゼロに近いと思う。よって、予防の必要性は疑問だ。しかし、蚊が感染犬を刺して、非感染犬を刺せばフィラリアは簡単に感染する。

過去に、東京の新宿での経験では、血液検査でフィラリアを確認したのはたったの一度だけだった。その犬は猟犬でしょっちゅう山へ行っていた。

当院では、この投与忘れをなくすために、5月始まり4月終わりの変なカレンダーを差し上げている。

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コメント: 2
  • #1

    Jerry Fike (土曜日, 04 2月 2017 07:27)


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